Seika Artist File #1「ゆらめくいきものたち」
京都精華大学はギャラリーTerra-Sの展示空間を生かし、活躍する本学卒業生及び教員のアーティストを紹介するグループ展「Seika Artist File #1『ゆらめくいきものたち』」を開催します。
2022年2月に開館した本ギャラリーは、外の風景を取り込む大きなガラス窓など、のびやかで個性的な展示空間を備えています。また、「Terra-S」はラテン語で「土、大地、地球」を表す「terra」と「seika」の頭文字を繋げ名付けられました。
「Seika Artist File」展の第一回目となる今回は、「terra=大地」に息づく動植物(生き物)に着目し、それらをモチーフとする7名のアーティスト、イケガミヨリユキ、今村源、衣川泰典、野田ジャスミン、船井美佐、ミロコマチコ、安喜万佐子を紹介します。
昔から動植物は、人間と世界の関係を深く掘り下げる省察の手段として、アーティストにとって主要なモチーフの一つとなってきました。世代や表現方法、扱う素材の異なる本展の参加アーティストたちの表現は様々ですが、そこに登場する生き物たちは、しばし私たちを日常から解き放ち、想像/創造の世界に導いてくれることでしょう。
ギャラリーTerra-Sのガラス窓から飛び込んでくる緑豊かなキャンパス周辺の自然も含めて、展示空間でゆらめく生き物たちが、見る人の感覚を揺さぶり、各々のイマジネーションの力を高めてくれるきっかけとなれば幸いです。