Artists

中谷 ミチコ

1981年東京生まれ。ドレスデン造形芸術大学マイスターシューラーコース修了。

「イメージを如何にして純粋に実在化させるか」に着目し、一般的な浮き彫りレリーフとは逆の沈み彫とも呼べる彫刻を制作。妄想と日常の入り混じるイメージを粘土で成形し、石膏で型をとる。原型の粘土を取り出し、空の雌型に透明樹脂を流し込む。物体の「不在性」と「実在性」を問い続けている。2014年より祖父が住んでいた三重県の空家に引っ越し、工場を改装した「私立大室美術館」で毎年敬老の日限定で作品を展示するプロジェクトを実施。

主な展覧会に「越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭」新潟(2018)、「DOMANI・明日」国立新美術館(2018)、個展「その小さな宇宙に立つ人」三重県立美術館柳原義達記念館(2019) がある。

2010年VOCA奨励賞。2012-2014に文化庁心身芸術家海外研修制度によりドイツ・ドレスデンに滞在。

公式サイト :
Michiko Nakaya