栗林 隆 展
東西分断の歴史をもつドイツでの滞在経験から、「境界」をテーマに、様々な視点から物事の異なる側面を喚起させる作品を制作してきた栗林隆。
日本国内のみならず、インドネシアを拠点に海外でも、大型の体験型、鑑賞型の作品を発表してきた。
本展では、東日本大震災から10年目を迎える2021年を契機に、福島での長年のリサーチを重ねあたためてきたプロジェクト、《元気炉》を元発電所の空間で実現させた。
《元気炉》は、本展で製作されたものを1基目とし、日本にある原子炉の数と同じ55基まで制作される予定である。