遍在、不死、メタモルフォーゼ
「わたしたち(あらゆる生きもの)は同じ一つの生であり続けている」(エマヌエーレ・コッチャ)
この衝撃的なフレーズは、『植物の生の哲学』で知られるイタリア人哲学者エマヌエーレ・コッチャの言葉だ。人類の活動が地球全体へ深刻な影響を及ぼす「人新世」において、私たちはいかに人間中心主義を乗り越えられるのか。非人間存在を思いやり、地球環境に配慮するとはいかなることか。
「メタモルフォーゼ」(métamorphosés, 変身/変態)が可能にするのは「共感」だ。あらゆる生は「メタモルフォーゼ」でつながれる。すべての私たちは異種混淆であり、過去・未来と地球上全体に拡がっている。「メタモルフォーゼ」はそれゆえ遍在であり不死である。
「伝統と革新」を象徴する野心的空間・瑞雲庵において、世代・表現領域の異なる6人の日仏アーティストが、アートをつうじてエコロジーを問う。
- 主催
- art-sensibilisation
- 助成
- 公益財団法人 西枝財団「瑞雲庵における若手創造者支援事業」
- 協力
- 情報科学芸術大学院大学[IAMAS]
- 会場
- 瑞雲庵
- 公式サイト
- 遍在、不死、メタモルフォーゼ