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10th anniversary, Coconut, Banana tree, Memorial, Sulfur, Storytelling, Arrangement, Perfect, Hyper trace, Third.

Voir là in Time Zones Project Fulfill Art Space 10th Anniversary Special Projects Part III

就在藝術空間の10周年を記念し、2018年を通して催される様々な展示。そのうちの1つ、黄建宏 (ファン・チェンホン) をキュレーターに迎えた10周年特別展「Voir là in Time Zones」の第3部が 同ギャラリーにて開催されます。「10th anniversary, Coconut, Banana tree, Memorial, Sulfur, Storytelling, Arrangement, Perfect, Hyper trace, Third.」と名がついたこの展示には、周育正 (チョウ・ユウチェン)が謝牧岐 (シェ・ムーチー)、許家禎 (シュ・ジャージェン)、楊季涓 (ヤン・チーチュアン)、王福瑞 (ワン・フーレイ) といった媒体をまたいで活動する4人のアーティストとコラボレーションしたプロジェクトが並びます。毎週新たな作品が追加されることになっており、最後の週に向けて進化する、5週間にわたる展示です。

各アーティストの作品は、「過去」に着想を得ています。謝牧岐の絵画は、旧世代の台湾人アーティストたちの作風モンタージュを描いたものです。許家禎の彫像は日本時代から受け継がれた記念碑の土台を再解釈し、楊季涓の物語作品は見る人それぞれの記憶を通してつながりを生み出します。王福瑞の サウンド・インスタレーションは初期の映像フレーム使用を再解釈し、一方で周育正は、就在藝術空間の10周年を祝うにあたり、彼の前作である「開幕花卉」に立ち返りました。

異なる植物の葉、花、種を切り、整える。また花瓶または器の型に気を配ることで、生け花が持つ特有の美意識が作り出されています。このグループ展では、生け花の概念を応用することで5人のアーティストをひとつにまとめあげており、絵画、彫刻、ストーリーテリング、コンセプチュアルアート、サウンドアートという個別の表現を通して、展覧会の進行を知らせる空間性を探ります。生け花のゆっくりと慎重にそれぞれの要素を加えていく作業は、本展の特徴をよく表しています。時間を中心に据えた展覧会構成は、アーティスト個々の本質を強調するとともに、Project Fulfill Art Space創設からの10年に渡る進化を想起させます。