小西 祐司
1961- 三重県生まれ
大阪芸術大学で絵画を学び、在学中より「イエス・アート」(83年)など京阪神のグループ展に精力的に参加。卒業後、1984年にギャラリー白で初個展を開催。伸びやかな太い描線によるウサギのプロフィールを軸に構成した絵画で評価を得て、翌85年「アート・ナウ」に出品。色数を絞った最初期のシンプルでグラフィカルな画面から、筆触を生かした色面の複雑なせめぎ合いへと変化を見せつつ、一貫してフラットさを肯定するような絵画空間を特徴とする。トレードマークともなったウサギをモチーフにした作品を、2000年代初頭まで発表し続けた。
- サムネイル写真 :
- 《W. L. H.》1984年