Artists

北山 善夫

1948- 滋賀県生まれ
京都で染織に従事する傍ら作品制作を始める。79年第14回現代日本美術展に入選、同年、靱ギャラリーで初個展。身近な素材によるドローイングから、紙と竹によるレリーフ状の作品へと展開し、美術関係者の注目を集め、82年のヴェネチア・ビエンナーレ日本館出品作家の一人に選出される。80年代を通じ竹と紙、皮などを使った立体作品で高い評価を得る。大掛かりなコミッションワークも手掛けるが、90年代以降は絵画作品に制作・発表の重心を移す。2021年にギャラリー16で約30年ぶりとなる立体ドローイングの新作個展を開催した。「アート・ナウ」には84年、85年(特別陳列)、90年(関西の80年代)に出品。越後妻有大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭へ参加のほか、現在まで国内外の美術館での企画展に多数出品している。

サムネイル写真 :
《言い尽くせない》1982年