北辻󠄀 良央
1948- 大阪府生まれ
72年多摩美術大学デザイン科卒業。在学中より「作品」は如何に成るかと、反復とズレ、記憶と繰り返しによるドローイングの試行を始める。69年第9回現代日本美術展、70年第5回ジャパン・アート・フェスティバル、72年京都ビエンナーレ、73年第8回パリ国際青年ビエンナーレなどに出品。80年代より象徴性と物語性を特徴とするオブジェ彫刻などに移行。87年近作展(国立国際美術館)、89年ミデルハイム・ジャパン現代日本彫刻展(アントワープ)、91年「美術の現在―彫刻の変容」(和歌山県立近代美術館)に出品、なびす画廊など東京の3会場にて70~80年代の回顧と新作展を開催。80~90年代の集大成となる個展(Gallery LA FENICE、大阪、98~99年)、「客人の庭」(国立国際美術館、2000年)を開催。近年は絵画制作を通じて新たに「作品」が如何に成るかを試行中。