楊 季涓（ヤン・チーチュアン）

楊季涓は1985年に生まれ、国立台湾芸術大学を2007年に卒業して彫刻の美術学士号を取得しました。さらに2011年には、フランス、パリのエコール・デ・ボザールからナショナル・スペリオール・プラスティック・アート・ディプロマ（DNSAP）を取得しています。楊のアート作品は、音をベースにした個人的なささやき音を利用しています。それは私たちそれぞれの似たような体験に呼びかけ、時間、空間、物質、出来事に関連した記憶を呼び起こそうとするものです。彼女自身の個人的な思い出に基づいて、楊の技法は人間性と社会科学にまで広がる、家族、政治、動物、食べものに関する問題を探求しています。楊の最近の個展には、台北国際藝術村での「短篇集：風和日麗（Have a Good Day）」（2017）、香港のThings That Can Happenでの「Tick-Tock」（2017）、朱銘美術館での「短篇集：從夜晚10點到清晨5點（Essays During the Night）」（2017）、シンガポールのGrey Projectsでの「美好世界（What a Wonderful World）」（2016）、台北の南海藝廊での「標本與實記本（Specimen）」（2014）が含まれます。香港で2017年に、シンガポールで2016年に、「Things That Can Happen」で開催された研修プログラムに参加しました。2017年には、台北美術賞で審査員賞に選ばれています。