
上田直次
1880-1953 広島県生まれ
呉の宮大工の家に生まれた。1903年、第5回内国勧業博覧会で山崎朝雲の作品を目にして美術彫刻に進む決意を固めるも、翌年の日露戦争勃発に伴い出兵した。戦争終結後、1907年頃に上京、はじめ木彫の山崎朝雲、その後、塑像の朝倉文夫に師事、太平洋画会研究所で学んだ。1911年には第5回文展に初入選し、その後も官展を中心に作品発表を行なった。1926年以降、山羊をモチーフとする作品を手かげるようになり、第11回帝展に出品した《山羊の親子》(1930)は特選を受賞、宮内省買上げとなった。一方で肖像彫刻も手がけたが、塑像をもとにしたブロンズ像の多くは、戦中の金属供出によって現存していない。
