
内山 智昭
長野県生まれ。長野県上田市の福祉施設「風の工房」(運営:社会福祉法人かりがね福祉会)に所属し、制作を行いました。聴覚に障害があった内山ですが、入所当時は手話を身に付けておらず、意思表示に困難を抱えていたそうです。その頃に、粘土造形を始めて、精神的にも落ち着きを得ていくようになりました。その作品には、女性の身体をモティーフとしたコルセット状の形に、花が装飾されているものが多くあります。5-6年間に300点近い作品を制作しましたが、手話を身に付けて、施設を退所して以降は全く制作しなかったといわれています。