TRIO

1983年夏、大阪芸術大学卒業生の浜本隆司（1957-　）、中澤テルユキ（1958-　）、福田新之助（1959-　）が結成したコラボレーション・ユニット。初の展覧会「遊戯としての国家」（ギャラリー白、83年）以降、「トリオ・エキシビジョン」と銘打ち、毎年テーマと主な手法を設定して、92年まで計13回の発表を行う。絵画、立体作品、インスタレーションの混淆から、次第に絵画の比重が増していったが、「遊戯的創造、分業、詩や音楽との協働」が変わらぬ基本方針で、一つの作品を3人で作るという独特の探求を続けた。92年以降は活動を休止していたが、2020年、28年ぶりに再結成を果たした。