杉山 知子
1958- 兵庫県生まれ
京都市立芸術大学に学ぶ。81年ギャラリー射手座(京都)で初個展。以来、個展、グループ展で発表多数。「アート・ナウ’84」に出品。段ボールや発泡スチロールを用い、自身の体験や心象風景を鮮やかな色彩によって表現した大型インスタレーション作品が注目を集め、85年(特別陳列)、90年(関西の80年代)にも出品する。80年代後半からは矩形のキャンバスに戻りつつ、身近な日常を題材として絵画の制作と発表を継続。94年より神戸を拠点とする「C. A. P.(芸術と計画会議)」の中心メンバーとして活動する(2015年まで)。07年、和歌山県立近代美術館で藤本由紀夫との二人展「ハッピー・コンセプチュアル」開催。近年はオープンアトリエなど独自スタイルによる発表が中心だったが、22年ギャラリー島田(神戸)で個展を開催した。