石原 友明
1959- 大阪府生まれ
京都市立芸術大学大学院修了。在学中より個展や「イエス・アート」(82年、83年、84年)などのグループ展で、写真を使った作品を発表。83年頃より作家自身の裸体像による作品を制作し、やがて立体の舟形キャンバスが登場し、背景と組み合わせた作品をギャラリー白、ヴェネチア・ビエンナーレ・アペルト’88などで発表。「アート・ナウ」には85年、86年(特別陳列)、90年(関西の80年代)に出品。98年に栃木県立美術館、99年と2004年に西宮市大谷記念美術館で個展が開催された。ピントの合わない大きな写真、革を縫い合わせた立体、点字を用いた絵画など、様々な媒体により、美術や見ることの枠組みを問う作品を手掛け、近年は自身の身体の一部をデジタル技術で変換した「自画像」を制作している。