ティナ・エングホフ
1957年デンマーク生まれ、コペンハーゲン在住。ニューヨークのインターナショナル・センター・オブ・フォトグラフィー (ICP) で写真を学ぶ。本展に出品される〈心当たりあるご親族へ〉プロジェクトは2003年の個展(ニコライ・クンストハル、コペンハーゲン)にて発表された。その他近年の主な個展に「Displaced」(デンマーク王立図書館 ブラック・ダイアモンド、コペンハーゲン、2022年/シシミウト美術館、グリーンランド、2021年)、「移住者の記録」(フォトグラフィスク・センター、コペンハーゲン、2013年/ Gallery Tegen2、ストックホルム、2013年)など。スウェーデンのArbetets Museum が主催するドキュメンタリー写真賞を2018年に受賞した。
エングホフは記録写真における表象と可視性の問題を扱う作品を制作している。主に北欧における植民地主義や福祉国家の制度的暴力、アーカイブの権力構造といったテーマに関心を持ち、コミュニティへの参加や共同制作、アート・アクティヴィズムを中心としたプロジェクトを実践する。
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- 撮影 :
- Kent Klich