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タウス・マハチェヴァ

[1983年モスクワ(旧ソビエト連邦)生まれ。モスクワおよびドバイ(アラブ首長国
連邦)拠点。]
タウス・マハチェヴァは、歴史的な物語や個人的な記憶に、ユーモアとアイロニーを伴う壮大な空想を加えて、映像や彫刻、オブジェ、インスタレーションとして展開する。それらの作品では、旧ソビエト連邦下にあったダゲスタン共和国にある自身のルーツをもとに、近代以降の伝統のありか、文化の真正性、国家と結びつくアイデンティティが考察される。近年は、国民的詩人であった祖父との個人的な体験をもとに、歴史における顕彰や忘却、また公的な記録と私的な記憶の差異についての映像作品を展開している。

タウス・マハチェヴァ《 Tsumikh(鷹にて)》2023年 :
Cortesy of the artist