Artists

安井 寿磨子

1959- 大阪府生まれ
大阪芸術大学で銅版画を学ぶ。現代版画コンクール(大阪府立現代美術センター)への出品などを経て、84年平松画廊(大阪)にて初個展。87年「イエス・アート/デラックス」(佐賀町エキジビット・スペース、東京/ギャラリー白)に参加、同年タブローによる個展も開催。96年から現在までギャルリプチボワ(大阪)で毎年個展を開催するほか、東京など全国で展覧会に出品。繊細なエッチングによる線とパステルによる手彩色で、性や年齢などの属性を越えた人物と草花が等しく存在する世界を描出し続けてきた。村上龍などの小説の装画も数多く制作し、近年では『百年文庫』(ポプラ社、2010-11年)全100巻の表紙を初の木版画で取り組んだ。『鰭の痕跡』(93年)をはじめ詩画集や自身の幼年時代を題材にした絵本も刊行している。母校で教鞭をとる。

公式サイト :
GALERIE petit bois