金 光男
1987年大阪市生まれ。金はシルクスクリーンの技法を応用し、パラフィン・ワックスによってパネルにイメージを定着させて作品を制作。モノクロのイメージは自らが撮影した写真を使用しており、自身のまなざしをそのまま映し出す。転写されたイメージにあえて熱を加え、溶けて崩れながら固められた作品は、在日コリアン3世として日本に生まれ育った、自身の社会的な不安定さや曖昧な状況を投影している。
主な展示に、個展「Control Control」LEESAYA(東京, 2020)、「非線型《Passenger》」HAPS(京都, 2014)、「CONFUSION」MA2 Gallery(東京, 2014)、「Darkroom/Ghost」eN arts(京都, 2014)、APERTO 01「White light White heat」金沢21世紀美術館(金沢, 2014)、「-apart-」LIXILギャラリー(東京, 2013)、「CONTROL」eN arts(京都, 2013)、 「SWITCH」AKI Gallery(台北, 2013)。
グループ展「Smooth Accident 踏み外された版画の展覧会 vol.1」MA2 Gallery(東京, 2019)、「生活」アートゾーン神楽岡(京都, 2018)、「薮の中」ギャルリ・オーブ(京都, 2015)、 「VOCA 2014」上野の森美術館(東京, 2014)。
平成27年度京都市芸術新人賞、VOCA2014奨励賞、アートアワードトーキョー丸の内2012フランス大使館賞/木幡和枝賞、群馬青年ビエンナーレ奨励賞など受賞。