川島 慶樹

1962-　大阪府生まれ
大阪芸術大学で彫塑を学ぶ。84年に初個展（ギャラリー白）。「アート・ナウ」には87年、88年（特別陳列）、90年（関西の80年代）に出品。木と石、真鍮や鉄、さらにセラミックやブロンズ、ガラスといった複数の材質を一つの作品に利用する手法によって、今日まで異彩を放っている。植物的モチーフが終始追求され、特にプロペラのような花弁は絵画にもよく描かれた。90年水戸芸術館現代美術館ギャラリーで「作法の遊戯’90年春・美術の現在」、91年和歌山県立近代美術館で「美術の現在―彫刻の変容 小清水漸・北辻󠄀良央・川島慶樹」を開催。2010年奈義町現代美術館で個展を開催。梱包した作品に旅をさせ、世界各地で展示することを目指す「トゥイッギー プロジェクト」（16年～）を手掛ける。