Artists

ケーテ・コルヴィッツ

1867年、ドイツのケーニヒスベルク(現ロシア飛地領カリーニングラード)出身。ベルリンで絵画指導を受ける中で版画家マックス・クリンガーの影響を受ける。1890年、版画制作を開始。1891年、医師である夫とベルリンの労働者街に住み、そこで出会う人々への共感のもと、彼らの生活を主題とした作品に取り組む。1893~97年《織工の蜂起》、1908年《農民戦争》など労働者の情況や戦争体験の悲惨さを主題とした作品で注目を集め、人々との連帯のもとに生まれた作品は、中国の木刻や日本の版画運動、アパルトヘイトに抗する南アフリカのアーティストなどともに、今もたくさんの人々に影響を与え続けている。二度の大戦で息子と孫を喪い、晩年には子を腕の下に抱え守る母の姿を描いた作品《種を粉に挽いてはならない》を制作。1945年歿。

ケーテ・コルヴィッツ《織工の蜂起》より《死》 :
1893-97年