原田 要
1961- 大阪府生まれ
88年大阪教育大学修士課程修了。84年の靭ギャラリーでの個展と「アート・ナウ’85」では、天井の高さまですのこ状に設置した板片を迷路のように並べ、それを支持体とする絵画作品を発表。以後、寄木造りによる構造体の面にノミ跡を残して描いた《花の器》を経て、描かれる面は、壺や花、きのこなどの有機的な形態のそれにまで至る。一連の作品は、表面の鑑賞を庭を楽しむことに例えて、作者によって「絵画の庭」シリーズと名付けられた。個展での発表多数。2003年「たがやすように―熟す画面の4つのかたち」(和歌山県立近代美術館)、16年「自然と美術の標本展」(横須賀美術館・神奈川)、19年「絵画展...なのか?」(川口市立アートギャラリー・アトリア)、などに出品。
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- Gallery Morning Kyoto Archive