鎌江 一美

滋賀県生まれ、在住。1985年から滋賀県甲賀市の福祉施設「やまなみ工房」（運営：社会福祉法人やまなみ会）に所属し、制作を行っています。大胆な人物の形や、作品に刻まれた丸みを帯びた線模様などには、土偶や縄文土器など原始的な造形物にも通じる迫力があるのではないでしょうか。なお、2009年以降には支持体に米粒のような陶土を大量に付けた作品を制作しており、現在ではその作風でよく知られているため、出品作品は鎌江の初期を知る貴重なものともいえるでしょう。