田嶋 悦子
1959- 大阪府生まれ
大阪芸術大学工芸学科で陶芸を学ぶ。師である柳原睦夫を通じアメリカの現代陶芸を知る。卒業制作では自身の身体をかたどった作品《検閲済》を発表。84年のギャラリー白での初個展以降は、色鮮やかな植物や身体モチーフに溢れた陶のオブジェによるインスタレーションを多く制作、工芸と現代美術の垣根を越える活動は、発表当時から注目を集める。「アート・ナウ」には87年、90年(関西の80年代)に出品。90年代以降は陶とガラスによる「Cornucopia」シリーズが国内外で評価される。94年「クレイワーク」展(国立国際美術館)に出品。大原美術館有隣荘(2004年)、岐阜県現代陶芸美術館(10年)、兵庫陶芸美術館(13年)、西宮市大谷記念美術館(17年)、石川県能登島ガラス美術館(19年)で個展開催。
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- 《Records》2017年 撮影:斎城卓